ポーカー初心者にありがちなミスとは？対策方法を解説

ポーカーはミスを減らすことで勝てるゲームです。

多くのスポーツやゲームでは、如何に上手いプレイをするのかによって勝敗が多く左右します。しかし、ポーカーでは如何にミスを減らすかで勝敗が決まります。

ポーカーにおけるミスとは、GTOから外れることを指しますが、今回はGTOという高度な内容は扱わずに、初心者にありがちな分かりやすいミスについて紹介します。

そのミスをなくすだけで、アミューズメントカジノでは勝ち組に、カジノでも最低レートは勝てるようになるでしょう。さらにそのミスに対して上手く攻撃することで通常よりも勝てるようになります。

この記事を読めば、自分のミスを防ぐことが出来、相手のミスを見つけたらどう攻撃していくべきなのかわかるでしょう！

初心者によくあるミス

初心者には共通して見られるミスが5つあります。そのミスをしないように詳しく見ていきましょう。

リンプで参加する

初心者は積極的に参加するため、プリフロップで微妙なハンドでもコールして参加しようとしています。

リンプで参加し偶然良い役を作れ、大きなポットを獲得出来るかもしれません。しかし、ほとんどのリンプでポットを失い、リンプで支払った額以上に勝てることはないでしょう。

リンプで参加するには2点の問題があります。

• プリフロップでポットを獲得出来ない
• ポストフロップで勝ちにくくなる

リンプは、相手を降ろすことが出来ないため、プリフロップでポットを獲得することが出来ません。さらに弱いハンドのためポストフロップでも強い役を作りにくいです。

リンプをしていたらすぐにやめ、レイズで参加していきましょう。

ハンドを適切に評価出来ない

初心者は、ハンドの強さを適切に評価出来ていません。特にAAやKKといったハンドではどんなボードでもコールしてしまいます。彼らは俗にコーリングステーションと呼ばれています。

例えば、KKを持っているときにこのボードでオールインされたらコールするでしょうか？

KKは確かに強いハンドですが、それはプリフロップでの出来事です。フロップ以降ではボードによってハンドの強さが大きく変化します。

特にこのボードではフラッシュやストレートが完成するボードです。相手のオールインにはそれらのハンドが多く含まれており、Kのワンペアだけではコールするのに十分な強さではないでしょう。

強いハンドでもボードによっては弱くなってしまいます。自分のハンドがプレイするのに十分な強さがないと感じたらフォールドをしましょう。フォールドし、失うチップを少なくすることが重要です。

実際にポーカープロとして有名なDaniel Negreanuはストレートが完成したにも関わらずフォールドし、相手のフルハウスからチップを取られることを防いでいます。

持っているハンドがどれくらいの強さなのか、ボードとアクションを基に適切に評価出来るようにしていきましょう。

ベットサイジングテル

初心者は、強いハンドの時は強く、中程度のハンドの時は弱くベットをしてしまっています。これでは自分がどのような強さのハンドを持っているか相手にバラしているようなものです。

特にリバーでのレイズはナッツ級のハンドでしか出来ないプレイヤーが多く、これでは相手は簡単にフォールドしてしまいます。

実際は、ハンドを適切に評価出来ない相手の時は、弱いハンドでもコールしてくれるためベットサイジングテルがあっても勝てているプレイヤーはいるかもしれません。

しかし、相手が上手くなればなるほどその傾向は見破られてきます。アミューズメントカジノやオンラインカジノの低いレートでは勝つことが出来ても、それ以上になると簡単にフォールドされてしまいます。

相手にハンドがバレないように様々なハンドで様々なベットサイズを使っていきましょう。

ティルトする

ポーカーは運と実力のゲームです。実力だけがあっても勝つことが出来ません。運が悪く、実力では勝っているにも関わらず負け続けることが何度もあるでしょう。

負け続けたせいで、気が狂い下手なプレイをしたことはありませんか？J7のような弱いハンドでオールインしたり、ブラフでレイズばかりしてはいないでしょうか？

ポーカーで勝てる方法は少しでも期待値が高いプレイをし続けるだけです。運は自分の力ではどうにもすることが出来ません。確実に悪いプレイだとわかりながらも少ない確率でギャンブルしようとするのは良くありません。

少しでもティルトしているなと感じたらテーブルを離れ休憩することが必要です。

ポーカーはそもそも公平なゲームではありません。本来実力では勝てているはずのキャッシュゲームで10万ハンドやったにも関わらず負けることがよくありますし、人生大一番のトーナメントで負けることもあるでしょう。

ポーカーはギャンブルであることを楽しみ、プレイしていきましょう。

ミスへの対策方法

ポーカーで勝てる第一の方法はミスを減らすことです。ミスを減らすことが出来たら、次のステップとして相手のミスにつけ込んでいくことでより勝てるようになります。

先程挙げた①リンプで参加する②ハンドを適切に評価出来ない③ベットサイジングテル④ティルトしてしまうの4つのミスへの対策方法について紹介します。

この方法を学ぶことで相手からより多くのチップを取ることが出来るでしょう！

レイズで参加する

リンプで参加してくる相手には強いハンドに絞り、積極的にレイズしていきます。リンプで参加してくるプレイヤーのハンドは中程度のことがほとんどです。J8sや22、Q3sなどレイズするには十分な強さのハンドではないためリンプを選択しています。

相手より強いハンドで参加し、積極的にポットを大きくし、相手からチップを奪っていくと良いでしょう。

また、ポストフロップで大きなミスをするとわかっている人にはレンジを広めてレイズすると効果的です。コールが多いプレイヤーには良い役が出来たらバリューを多くとり、フォールドが多いプレイヤーには積極的にレイズやベットをしてポットを奪っていきましょう。

リンパー相手には4bbでレイズし、最悪のプレイともいえるリンプをしている対戦相手を懲らしめていきましょう！

バリューを多く取る

ハンドを適切に評価出来ない相手にはバリューを多くとります。特に多いのはオーバーペアで降りれない相手です。

相手のプリフロップのアクションから、AAやKKなど強いハンドだと認識した場合で、こちら側はそれ以上の役（ツーペアなど）が出来た場合は、ベットやレイズを積極的にして、ポットを大きくしていきましょう。

例えば、この場面でJTを持っていたとします。相手はフロップ41%ポットベット、ターン65%ポットベットを打っており、さらにリバーでも37%ポットベットを打っているためオーバーペアが予測されます。

もちろん、JJやTTの可能性もありますが、①自分がJとTを持っていてコンボ数を減らしている②リバーで小さくベットしていることを考えるとその可能性は少ないです。

そこで相手が初心者だとわかっている場合はAAやKKからバリューを取るために、オールインを選択します。初心者の多くはAAやKKに絶対的な信頼を置いています。絶対的な信頼があるからこそ大きなベットやレイズにも降りることが出来ません。

通常より大きなベットやレイズをしてチップを奪うと良いでしょう。

フォールドをする

相手から強いベットやレイズが来たときはフォールドすると良いでしょう。

相手の強いベットやレイズは小さなベットやレイズよりも信頼性が置けます。多くのプレイヤーは大きなブラフをすることを恐れて、バリューに偏ってしまっています。

特にリバーでのレイズは要注意です。バリューであることがほとんどのためツーペアなど持っていたとしても素直にフォールドすると良いでしょう。

例えば、リバーで22のセットが引けて大きめのベットをしたとします。しかし、相手からオールインが返ってきました。

この時は90％以上の確率でフラッシュです。22はセットで強いですが、相手のオールインに対しては十分な強さがありません。AJやATではオールインしないでしょうし、ブラフであればKQなどストレートを逃したハンドでしょう。

しかし、ほとんどの場合でフラッシュであるためフォールドすることでよりチップを失うことを防げます。

適切にフォールドすることで、対戦相手は通常取れる額を取れなく、こちら側は通常取れる額よりも多くバリューを取ることで相手との差をつけていきましょう！

HUDやSDしたハンドをメモする

相手がティルトしているかどうかは、直前にプレイした履歴を見ることで判明します。相手がショーダウン（SD）したハンドに変なハンドがないか、常に見ておきましょう。

ティルとしているプレイヤーはとんでもないブラフをかましてきます。たまにそのブラフをキャッチしたとしても運が悪く負けてしまうこともあるでしょう。

しかし、彼らは利益をもたらしてくれる最高の対戦相手です。アグレッシブに下手なプレイをする人からは最もチップを奪うことが出来ます。

ショーダウンしたハンドを見る以外に、オンラインポーカーならHUDを使う方法も有効です。HUDには色々な数値が記載されていますが、使える数値はVPIPくらいです。※他の数値は1000以上のハンド数がないと参考になりません。

VPIPを見ることで相手はどれくらいのハンドをオープンしているのか、30%以上と極端に多くなっていないか見ると良いでしょう。

相手の傾向を知るためには、ショーダウンしたハンドを見ることが一番です。ショーダウンしたハンドからミスはどこにあるのか、見つけ出しましょう。

まとめ

ポーカーはルールこそシンプルですが、ポーカーの全てを理解することは一生かけても不可能です。

対戦相手は人間であり、正解は常に変わります。しかし、ポーカーはミスを如何に防ぐかのゲームでもあります。自分のミスは最小限にし、相手のミスを見つけたらそこに攻撃することでより勝てるようになります。

まずは①リンプで参加する②ハンドを適切に評価出来ない③ベットサイジングテル④ティルトするの4つのミスを防ぎましょう。その後、ミスへの対策方法を行うこと一番テーブルで勝てるプレイヤーとなるでしょう！