ポーカーの確率一覧 計算方法や使い方を解説
2021年10月28日
ポーカーをプレイする際、この役はどのくらいの確率で出来るんだろう?と疑問に思ったことはありませんか?
ポーカーでは様々な確率を覚えておくだけで実践で大いに役立ちます。最初は覚えるのに大変ですが、プレイするたびにこの確率表を見れば自然と覚えることが出来るでしょう。
確率を覚えて数学的に正しいプレイが出来るようになりましょう!!
ポーカーでは様々な役の種類があります。確率を知っておくことで役が出来た時の強さがわかるでしょう。
役の名前 | コンボ数 | 確率 |
ロイヤルストレートフラッシュ | 4 | 0.000154% |
ストレートフラッシュ | 36 | 0.00139% |
フォーカード | 624 | 0.024% |
フルハウス | 3,774 | 0.1441% |
フラッシュ | 5,108 | 0.1965% |
ストレート | 10,200 | 0.3925% |
スリーカード | 54,912 | 2.1128% |
ツーペア | 123,552 | 4.7539% |
ワンペア | 1098,240 | 42.2569% |
ハイカード | 1302,540 | 50.1177% |
最強の役であるロイヤルストレートフラッシュは約65万回に1回です。役が完成したら大いに喜びましょう。
プリフロップではカード52枚の組み合わせで出来ており、1326通りのハンドがあります。
スターディングハンド | コンボ数 | 確率 |
AA | 6 | 0.45% |
ポケットペア | 78 | 5.88% |
スーテッドコネクター | 52 | 3.92% |
コネクター | 208 | 15.7% |
スーテッド | 312 | 23.53% |
最強のハンドAAが配られる確率は200回に1回です。
プリフロップの後、2枚のハンドが役を完成させられる確率を紹介します。この確率は後から紹介するポットオッズを組み合わせると効果的なアクションをすることが出来ます。
役名 | アウツの数 | ターンで引ける確率 | リバーで引ける確率 |
1オーバー | 3 | 12.49% | 6.52% |
2オーバー | 6 | 24.14% | 13.04% |
ガットショット | 4 | 16.47% | 8.7% |
オープンエンド | 8 | 31.45% | 17.39% |
フラッシュドロー | 9 | 34.97% | 19.57% |
オープンエンド+フラッシュドロー | 15 | 54.12% | 32.61% |
オープンエンド+フラッシュドローではフロップの際、ターンで引ける確率が54%もあります。相手がAAのような強いオーバーペアをフロップで持っていたとしても勝てる可能性が多くあるでしょう。
これからは、ポーカーにおいて良く使う確率の計算方法について紹介します。先ほどまでの確率はそのまま覚えれば使えることが多かったですが、これから紹介する確率は状況次第で変化しますので計算方法をしっかりと覚えておくことが重要です。
ポットオッズとはコールする時の、ポットの大きさとベットの大きさの比率を指します。
ポットオッズ=コールに必要な額/ポットの額+ベットの額+コールに必要な額
で求めることが出来ます。ポットオッズでは以下の表を覚えておくと便利です。
ベットサイズ | ポットオッズ |
33% | 20% |
50% | 25% |
75% | 30% |
100% | 33% |
詳しく知りたい方は『オッズとアウツとは?計算できるアプリを紹介』をご覧ください。
インプライドオッズは先ほどのポットオッズとは違い、将来、追加で見込めるチップの量を足すことで計算出来ます。
インプライドオッズ = (現在のポット額 + 相手のベット額 + コールに必要な額 + X) / コールに必要な額
で求めることが出来ます。
詳しく知りたい方は『インプライドオッズとは?計算方法と使い方を解説』をご覧ください。
X%ポットレイズとは、ポットに対して何%レイズしたかです。通常ベットをする時は、ポット額×〇%で求められますが、レイズの際はそれでは求められません。
X%ポットレイズとは、相手に対してどのくらいのオッズを与えるかという考え方のため、計算方法は、
コールに必要な額+ポット額×〇%
で求めまます。下記の場合で67%のレイズをしたい場合は、ポット×67%ではなく、1.3+7.3×67% = 6.191 が正解となります。
ベットと違い間違いやすいのでしっかりと覚えておいてください。
MDFはMinimum Defense Frequencyの略で日本語だと最小ディフェンス頻度という意味です。これは相手にベットやレイズをされた際、最低でも何%ディフェンスしなければいけないという指標を表します。
MDF = ベットされる前のポット額/(ベットされる前のポット額+ベットサイズ)
で計算が出来ます。下記の場合、BTNのMDFはいくつでしょうか?
6.5 / (6.5+1.3) = 83%
となり、BTNは最低でもレンジの83%でディフェンスしなければいけません。
実際にGTOで計算してみるとBTNは92.6%でディフェンスしています。今回はポジションの優位性があったためディフェンス頻度がMDFより上になります。
このようにMDFはポジションの有無、ボードなどによって大きく変わります。以下に使われることの多いMDFをまとめましたので参考にしてください。
ベットサイズ | MDF |
33% | 75% |
50% | 66% |
75% | 57% |
100% | 50% |
フォールドエクイティとは、自分のベットに対して相手がフォールドすることが期待できるときに得られる追加のエクイティのことを指します。
フォールドエクイティ = 相手がフォールドする確率 × 相手のエクイティ
で計算することが出来ます。詳しく知りたい方は『ポーカーにおけるフォールドエクイティとは?』をご覧ください。
ポーカーで確率を覚えると、自分のアクションが正しいかどうか測る重要な物差しになります。
相手の情報が見えない不完全情報のゲームだからこそ、出来る限り数学的に正しいプレイを考えられるようになればポーカーで勝ち越すことが出来るようになるでしょう!