ポーカーのアンティとは?戦略の変化を解説

ポーカーにはブラインドの他に、アンティという強制的に払わなければいけないものがあります。

アンティがあることによって戦略は変化するにも関わらず、多くのプレイヤーはアンティなしの時と同じ戦略をとっています。アンティによる戦略の変化を学び、ライバルと差をつけて行きましょう!

アンティとは

アンティ(Ante)とは、参加者全員が手札が配られる前に支払う強制参加額を指します。アンティはゲームへの参加を活発にするために行われ、トーナメントやハイステークスでアンティはよく使われています。

その他にも、BBのプレイヤーのみが支払うBBアンティがあります。

アンティによる戦略の変化

アンティありのゲームでは、プリフロップのレンジが広くなります。実際になぜ広くなるのか、オッズを計算してみましょう。

・アンティなしの場合

アンティなしのゲームで、BTNにいるとします。他のプレイヤーはフォールドし、BTNから2.5bbのレイズをしました。この際、ポット1.5bbに対して2.5bbのためオッズを計算すると、

※オッズの詳しい計算方法については『オッズとアウツとは?計算できるアプリを紹介』をご覧ください。

2.5/1.5+2.5 = 62.5%

となり、62.5%以上フォールドさせられればすぐさま利益を得られそうです。

・アンティありの場合

アンティありのゲームで先ほどと同様にBTNから2.5bbのレイズをしました。9人テーブルでアンティ0.1bbだとすると、ポット2.4bbに対して2.5bbのためオッズを計算すると、

2.5/2.4+2.5 = 51%

となり、51%以上フォールドさせられればすぐさま利益を得られます。

比較してみると、アンティがあるかないかで10%ほど変わり、この差がオープンレンジを広くします。アンティありのゲームでは通常のゲームに比べ多く勝つ必要がありません。そのため強いハンドに絞る必要がなくより多くのハンドで参加するようにしましょう!

詳しいレンジを知りたい方は「GTO Wizard」がおすすめです。Stradlle + anteのプランで正確なレンジを知ることができます。

対戦相手への対応

アンティゲームの際の対戦相手による対応について解説します。

パッシブな相手

パッシブな相手にはより多くのハンドで参加して行きます。アンティありのゲームでは通常の時と比べ3ベットレンジが広くなりますが、十分に出来ていない対戦相手にはどんどん参加して有利に進めて行きましょう!

特に、BTN vs BBの際でBBが十分な頻度で3ベットを返せない場合は、ポジションがあるBTNのオープンレンジはK4oやT2sなどの微妙なハンドも加え、レンジを広くして行きましょう。

3ベットが多い相手

3ベットが多い相手には、レンジを狭くしてプレイして行きます。彼らはオープンレンジが広いと判断したらより多く3ベットをすることでこちら側の弱いハンドに攻撃してきます。

その場合は、レンジを狭くし、4ベットを多くしすることで相手の弱い3ベットハンドを攻撃してきます。

対戦相手がどうプレイしているのか観察してレンジを広めたり、狭めたりして行きましょう!

まとめ

アンティがあるゲームでは、より多くのハンドで参加出来るようになります。

積極的に参加して、ポットを奪えるようプレイして行きましょう!