GTO Wizardでプリフロップのハンドレンジを見る方法
2025年2月9日
GTO Wizardは使いこなすと便利なツールである一方、最初はどのようにレンジを見れば良いのかわからない人も多いと思います。今回は、GTOツールを初めて使う人向けにハンドレンジの見方を解説します。
GTO WizardにはCASH、MTT、SPIN & GO、HU SNG、Straddle+anteの5種類のフォーマットがあります。普段キャッシュゲーム(リング)をやる方はCASHを、トーナメントをプレイする方はMTTを選択してください。
CASHではスタックサイズやレーキによってさまざまな設定ができますが、基本的には、下記の設定にすると良いでしょう。
もう少し詳細に設定したい方向けに詳しくそれぞれの項目を解説します。
①種類:アンティやストラドル、ショートスタックがどうかによって選択が変わります。通常のキャッシュゲームの方はクラシックを選択してください。
②プレイヤー:文字通りプレイヤー数です。6maxはオンラインで多く、9maxはライブで多くあります。
③スポット:ポストフロップのソリューションも後ほど見たい方はポストフロップありを選択してください。
④スタック:bb換算でのスタックサイズです。
⑤レーキ:カジノによって変わるので最も近いものを選択してください。
⑥3ベットサイズとオープンサイズ:相手(または自分)が小さな3ベットサイズを使うことが多い場合は選択しても良いでしょう
⑦ベットサイズ:簡略<シンプル<標準の順でベットサイズが増えます。
MTT(トーナメント)では、①形式、②プレイヤー数、③スポット、④エフェクティブスタック、⑤リンプの有無を選択します。
特に重要となるのがICMのフォーマットでソリューションを確認する時です。
トーナメントフェーズとプレイヤーのスタックサイズによって戦略が大きく異なるので間違えないように設定しましょう。
SPIN $ GOでは、①Type、②Stack、③BTN-SB-BBの3つを選択します。
①TypeはComplexを選択するとアクションの選択肢が増え、②Stackは有効スタック量を選択します。③BTN-SB-BBはプレイヤーの互いのスタック量を選択します。BTN25bb、SB16bb、BB25bbの場合は25-16-25を、BTN25bb、SB16bb、BB 16bbの場合は16-16-16を選択してください。
SPIN & GOはポーカーを学習する上で初心者におすすめのゲームです。
HU SNG(ヘッズアップ SPIN & GO)はSPIN & GOで1人負け、ヘッズアップになった時に使用します。
ポストフロップの選択肢を多くしたい人はComplexを選ぶと良いです。
GTOツールを初めて使う人向けにハンドレンジの見方を解説します。
ハンドレンジは右上半分がスート(同一マーク)、左下半分がオフスートで表示されています。89や89も同様に89sと表示されます。
GTOでは、同じハンドでも様々な選択肢(混合戦略)が存在します。上記の画像にあるように、66を持っている場合は52%の割合でレイズして48%の割合でフォールドしており、どちらも期待値が同じとなっています。
GTO Wizardのプリフロップレンジを使用することで強力なプロフロップの戦略を築くことが出来ます。まだGTOツールを使用したことがない人はぜひこのGTO Wizardを使用してプレイを改善してみてください!