GTO Wizardでプリフロップのハンドレンジを見る方法
2023年11月24日
GTO Wizardは使いこなすと便利なツールである一方、最初はどのようにレンジを見れば良いのかわからない人も多いと思います。今回は、GTOツールを初めて使う人向けにハンドレンジの見方を解説します。
GTO WizardにはCASH、MTT、SPIN & GO、HU SNGの4種類のゲームがあります。
CASH(キャッシュゲーム)では、①Format、②Stack、③Rake、④Typeの4つを選択します。
①Formatでは6Max(6人テーブル)、Heads-up(2人)のどちらか、②Stackはどれくらいのスタック量を持っているかbb換算で選択します。
③Rakeはプレイしているステークスによって変わります。GTO Wizardでは、NL500は5%、0.6bb CAPを、NL50は5%、4bb CAPを採用しています。2NL-200NL辺りをプレイしている人は50NLを、それ以上のステークスをプレイしている人はNL500を選ぶと良いです。
④Typeはアクションの数が変わります。General 2.5xはプリフロップのオープンサイズが2.5bb、Complexはプリフロップのオープンサイズが2.5bbでポストフロップのアクションの選択肢が増え、Simpleではブラインド同士のリンプや、4betオールイン、相手のオープンに対してのコールする選択肢がありません。
特にこだわりがない人はGeneral 2.5xを使用すると良いでしょう。
MTT(トーナメント)ではリンプあり(With limps)とリンプなし(No limps)の場合を選択することが出来ます。
初めのうちはリンプなし(No limps)で行うとアクションの種類が減るためプレイしやすいでしょう。
SPIN $ GOでは、①Type、②Stack、③BTN-SB-BBの3つを選択します。
①TypeはComplexを選択するとアクションの選択肢が増え、②Stackは有効スタック量を選択します。③BTN-SB-BBはプレイヤーの互いのスタック量を選択します。BTN25bb、SB16bb、BB25bbの場合は25-16-25を、BTN25bb、SB16bb、BB 16bbの場合は16-16-16を選択してください。
SPIN & GOはポーカーを学習する上で初心者におすすめのゲームです。
HU SNG(ヘッズアップ SPIN & GO)はSPIN & GOで1人負け、ヘッズアップになった時に使用します。
ポストフロップの選択肢を多くしたい人はComplexを選ぶと良いです。
GTOツールを初めて使う人向けにハンドレンジの見方を解説します。
ハンドレンジは右上半分がスート(同一マーク)、左下半分がオフスートで表示されています。89や89も同様に89sと表示されます。
GTOでは、同じハンドでも様々な選択肢が存在します。上記の画像にあるように、66を持っている場合は52%の割合でレイズして48%の割合でフォールドしています。正解は1つではないことに注意してください。
GTO Wizardのプリフロップレンジを使用することで強力なプロフロップの戦略を築くことが出来ます。まだGTOツールを使用したことがない人はぜひこのGTO Wizardを使用してプレイを改善してみてください!