ポーカーのEQRとは?高い時の特徴

ポーカーをプレイし初めてしばらくした人はエクイティという言葉を頻繁に聞くと思います。エクイティは重要な概念ですが、その概念を更に発展させてエクイティがどれくらい実現されるのか考える必要があります。

そこで今回はEQR(Equity Realization)について詳しく紹介します。

EQRとは

EQRとは、エクイティとレンジ、ポジションなど様々なプレイを考慮した上でどれくらいの割合でポットを獲得できるか示したものです。

例えば、プリフロップの時点で50%のエクイティを持っているハンドがあったとします。そのハンドがフロップ、ターン、リバーとプレイすると、ポジションが有利であるため120%エクイティを実現出来るとします。

その場合、そのハンドのEQRは 50% × 120% = 60%となります。

EQRを知れば、なぜA2oよりも78sといったエクイティが低いハンドでの参加が良いのか、なぜMDF通りコールしてはいけないのか知ることが出来ます。

EQRが高い時の特徴

通常のエクイティより多く実現出来る時はどういう時なのか①ポジション②ハンドの種類③レンジの3点から解説します。

ポジション

IPは有利にアクションを進められるためEQRが高い傾向にあります。SPRが高ければ高いほどEQRは高くなります。そのため、BTNなど有利なポジションのプレイヤーはより多くのハンドで参加することが出来ます。

ハンドの種類

同じエクイティを持っていたとしても、EQRは異なることがあります。例えば、100bb持ちのキャッシュゲームではA2oでオープンするよりも、78sなどでオープンすることが推奨されます。

6max COオープンレンジ

それは、78sはストレートやフラッシュを作りやすく、例え相手が強いハンドを持っていたとしても逆転できるチャンスがあるからです。逆にA2oは78sに比べてストレートやフラッシュなど強いハンドを作りにくく、プレイしづらいハンドのためEQRが下がってしまいます。

78sやJQsなどスーテッドコネクターのハンドはスタックが深い時はEQRが高い傾向にあるためどんどんプレイしていきましょう!

まとめ

EQRはポーカーの学習を進める上で重要な概念です。ポーカーはエクイティ通りにポットを獲得することが出来ず、ポジションや相手のレンジの強さによってエクイティが実現出来るかが大きく変わります。

このハンドはエクイティを実現しやすいハンドなのかどうか考えながらプレイするとレベルが1段階アップするでしょう!