ポーカーにおけるティルトへの対策と予防方法

ポーカーに置いてティルトは最大の敵です。うまいプレイヤーでも、ティルトモードになることは少なからずあります。少しずつ積み上げてきたチップを少しのティルトで一気に失うという経験をしたことがあるのではないでしょうか。

しかし、ティルトは適切な準備をすることで予防することができます。今回はティルトへの対策と予防方法をお伝えします。

ティルトの予防方法

ティルトを予防するには、具体例の洗い出し、原因究明、対策が必要です。

その方法として有効な手段の一つは、ティルトを深掘りして表(ティルトプロファイル)を作るということです。

こちらが私のティルトプロファイルになります。このような形でティルトがどのような場面で起こったのか、またティルトになるとどんなことをしてしまうのかなどを細かく分析して、全て表にまとめます。

その表を冷静さを失ってきたとき、見返すようにしましょう。誰でもティルトでチップを失ったときは2度とやるかと思うはずです。その気持ちを思い出しましょう。

ティルトプロファイルの作り方

それではティルトプロファイルの作り方について説明していきます。ティルトプロファイルに最低限必要な要素は、原因(tilt trigger)、具体例(case)、治療法(remedy)の3つです。

まずは起こってしまったティルトについて調べる
ティルトになってしまった際に、まずはどんなティルトになったのか考えましょう。

一言でティルトと言ってもいろいろな状態があります。私の場合であれば、ルースになりすぎたり、ハンドリーディングが浅くなるなどの症状が出やすいですが、逆にタイトになりすぎることもティルトと呼べるでしょう。

まずはその状況を具体例の項目に追加して、その具体例はどういう状態か調べましょう。

例えば、絶対に降りないといけないボードでコールしてしまったというシチュエーションがあった場合には、具体例の欄に、「コールレンジが広がる」などと入れましょう。

ティルトの原因を考える

次になぜそのティルトが起こったのか考えましょう。よくないハンドが続いていた、80パー勝てるオールインで引き負けた、などいろいろな原因があるかと思います。

その原因を分かる限りで良いので、原因(tilt trigger)の欄に書き加えましょう。

原因がわからなかった場合は一旦放置で大丈夫です。同じようなティルトになった際に、もう一度、考え直すようにしましょう。

ティルトへの対策を考える

ティルトの原因がわかればあとは対策をするだけです。

原因を断てる場合は断ち、回避できない場合はどうすればティルトにならないか考えましょう。

対策は人によるので違いますが、いくつか例をあげておきます。

例えば、長時間プレイすることによって成績が落ちているということに気づいたとしましょう。その場合はセッション管理が有効です。

一日のハンド数を決める、または、1時間たったら必ず10分以上の休憩を挟むなどです。

同じティルトを繰り返してしまったら
このようにティルトプロファイルを作ったとしても同じティルトを繰り返してしまうということは往々にしてあり得ます。

その場合、次の点に注意してください。

ティルトプロファイルに書いた対策は守っていましたか?
もしティルトプロファイルに記載した内容を守れていなかった場合は、ティルトプロファイルを見る頻度を増やすと良いでしょう。また、アプリでバイインリミットなどを制限できる場合などもありますので、そのような機能を使うことも良いかもしれません。

もしティルトプロファイルに書いた対策を守っていて、それでもティルトになってしまった場合は、対策が間違っていたということです。対策をよりきびしいものに変えましょう。

まとめ

自分のティルトについて深掘りしていくと今まで見えてこなかった自分の弱点が浮き彫りになります。そうしてまとめたティルトプロファイルはあなたの資産となります。

ティルトになりやすい自覚があるプレイヤーはぜひティルトプロファイルを実践してみましょう。