ポーカーにおけるショートスタック戦略を徹底解説!
2023年11月16日
トーナメントやキャッシュゲームでスタックの少ない時のプレイの仕方を知っておくことは非常に重要です。
ショートスタックでのプレイ方法を学び、トーナメントやキャッシュゲームで勝てるようになっていきましょう!
ショートスタックとは、通常より少ないスタックのことを指し、明確な基準は存在しませんがキャッシュゲームでは40bb以下、トーナメントでは20bb以下の時をショートスタックと呼ばれることがおおいです。
ショートスタックの重要な戦略についていくつか紹介します。
ショートスタックではプリフロップでスタックの大半を使用するため、プリフロップの戦略をいかに習得するかが鍵となります。
習得方法はいたって簡単で、①GTOツールで計算されたプリフロップレンジを覚える、②対戦相手によって応用するの2点です。
まずプリフロップのレンジは、GTO Wizardなどプリフロップのレンジは無料で使えるツールもあるため、そちらを使用して覚えるのが手っ取り早いです。
トーナメントで起こる、周りのプレイヤーがショートスタックになった時ではエフェクティブスタックについて考えることが必要です。
エフェクティブスタックは有効スタックという意味で、小さいスタックのプレイヤーがエフェクティブスタックになります。
自分がプレイしているこの状況はエフェクティブスタックは何か、常に考えながらプレイするようにして、プリフロップのレンジを間違えないようにしましょう。
ショートスタックではブラインドやアンティを1回獲得出来るだけでチップの量は大きく変わります。スチールすることの価値が高まり、一見小さい額でレイズしそうな44などのポケットペアをオールインすることは多々あります。
アグレッシブにプレイした結果、相手の強いハンドが出てきたり、運悪く負けてしまうこともありますが、ポーカーは運と実力が混ざったゲームです。運は変化させることが出来ないため、アグレッシブにプレイして実力を上げる必要があります。
もし、対戦相手が十分にアグレッシブにプレイ出来ていないと判断した際は、通常よりもレイズを多くして、ブラインドやアンティを多く稼ぎにいきましょう!
キャッシュゲームでは、ショートスタックでプレイする際、レーキの影響が多いいう弱点が存在します。
これから紹介する弱点を知り、ショートスタックでプレイしていた/しようとしていた方は是非考え直してみてください。
ショートスタックは一般的にレーキが多く取られると言われています。これは、キャッシュゲームのレーキの仕組みがポットの〇%+CAP(上限)〇BBだからです。
ポットの〇%のレーキは、スタックの深さによって変わることはないのですが、上限が影響します。例えば、ポットの5%、CAP4BBのゲームでは、240bbのポットでも80bbのポットでもレーキは4BBです。
そのため、80bbのポットを3回に分けて取ったプレイヤーは同じ240bb勝ったとしてもレーキが12bbと4bbの差がついてしまいます。
このレーキが積み重なることで、ショートスタックのプレイヤーは勝つことが難しくなります。ショートスタックでキャッシュゲームを戦う時はCAPがいくつか確認してプレイするようにしましょう。
レーキの影響が多いというデメリットがある一方、ショートスタックは一度に失う量を抑えられるというメリットも存在します。もしバンクロールが少なく、出来るだけ分散を抑えた戦いをしたい人にはショートスタックはおすすめです。
また、対戦相手がショートスタックでのプレイ経験が浅い場合は実力で大きな差を生むことが出来ます。対戦相手がいくらスタックを持っていたとしても、こちら側が20bbしかなければ、対戦相手は20bbでの戦い方をしなければいけません。
ショートスタックには分散を抑え、実力差を生むことが出来るでしょう。
ショートスタックでプレイする際は、①プリフロップのレンジ、②エフェクティブスタック、③アグレッシブにプレイの3点を学ぶと良いです。
また、キャッシュゲームでショートスタックで入っている人はレーキの影響がより強くなることにも注意してください。気になる方は『ポーカーのレーキとは何か?レーキの影響について解説』で確認してみると良いでしょう!