ポーカーにおけるポジションの名称、プレイ方法、順番を解説

ポジションは、ポーカーをする上で大事な考え方です。まだポーカーを始めたばかりの人はポジションについてよくわからなく、戸惑うことがあるかと思います。

そんな方も、この記事を読むことでポジションの基礎について学習できるでしょう!

ポジションは何がある?

ポーカーのポジションは、大きく分けて

・ブラインド
・アーリーポジション
・ミドルポジション
・レイトポジション

の4つがあります。今回は、トーナメントでよく遭遇する9人テーブルの際のポジションについて紹介していきます。

ブラインド

ブラインドは、強制的にプリフロップの際にベットをしなければいけないポジションの人を指します。ディーラボタンの左隣2人がブラインドポジションです。

SB/スモールブラインド

SBは、ディーラーボタンの左隣のポジションのことです。SBはブラインドの半額を強制的にプリフロップでベットしなければいけません。プリフロップでは、BTNの後にアクションを行いますが、フロップ以降では一番最初にアクションを行います。

そのため、一番悪いポジションと言われています。

※1対1のヘッズアップの際は、SBがディーラーボタンを持ちます。そのためプリフロップではアクションを最初にしなければなりませんが、フロップ以降では後のアクションになります。

BB/ビックブラインド

BBはSBの左隣のポジションのことです。BBはブラインド額を強制的にプリフロップでベットしなければいけません。プリフロップ以降ではSBの後にアクションを行います。

プリフロップではBBのアクションが最後になる状況が多いため、コールが多く、フロップ以降を見ることが多いポジションです。

アーリーポジション/EP

ブラインドに続いて紹介するのはアーリーポジションです。アーリーポジションは、プリフロップでは最初にアクションをし、フロップ以降ではブラインドの次にアクションを行います。

そのため、あまり良いポジションではなく、参加するハンドは強いハンドに絞られることが多いです。

UTG/アンダーザガン

UTGはBBの左隣で、プリフロップでは最初にアクションを行うポジションです。

プリフロップで最初にアクションを行い、そのあとに他のプレイヤーのアクションが続くことから、Under The Gun(銃を向けられた)という名がついたと言われています。

プリフロップで最初にアクションしなければならず、フロップ以降も不利なポジションのため参加するハンドは強いハンドに絞られます。

UTG+1

UTG+1 はUTGの左隣のポジションです。よくポーカーでは左隣のポジションのことを+1と表示されることがあります。UTG+1の左隣なら、UTGから2つ離れているためUTG+2と表示されます。

UTG同様、プリフロップでは参加するハンドは強いハンドに絞られます。

ミドルポジション/MP

続いて、アーリーポジションの次にアクションをするミドルポジションについて紹介します。

MP/ミドルポジション

MPはUTG+1の左隣のポジションです。真ん中のポジションであることからそこまで不利なポジションではありません。しかし、後ろにまだプレイヤーが残っているため一番良いポジションではないでしょう。

そのため、参加するハンドはUTGより多くなり、フロップ以降に進むことが多いポジションです。

MP+1

MP+1はMPの左隣のポジションです。

MP同様、プリフロップで参加するハンドは少し多くなります。

レイトポジション/LP

最後に、レイトポジションを紹介します。レイトポジションは最後にアクションを行えるポジションのため、多くのハンドで参加することが出来ます。

HJ/ハイジャック

HJとはMP+1の左隣のポジションです。後ろのポジションであることから多くのハンドで参加することが出来ます。

CO/カットオフ

COはHJの左隣のポジションです。最後から2番目のポジションであり、非常に有利なポジションと言えます。

BTN/ボタン

BTNはCOの左隣のポジションです。また、BTNにはディーラーボタンが配られます。

一番最後にアクションを行うことが出来、最も良いポジションとされています。

補足:6max、HUのポジションについて

6max

6maxとは6人テーブルのことを指します。6maxでのポジションはこのようになります。

HU

HUとはHeads-upの略で2人テーブルのことを指します。HUでのポジションはこのようになります。

ポジションごとにどうプレイすればいいの?

ポジションはポーカーの中でも重要な考えの1つです。ポジションによって勝敗は大きく変わるため、ポジションによる価値について学んでいきましょう!

不利なポジションはタイトに

プリフロップでは、最初にアクションを行うプレイヤーほど、参加するハンドを絞ってタイトにしなければなりません。

もし、弱いハンドでも参加してしまうと、後ろのプレイヤーからレイズにあったり、フロップ以降で勝負するときに最初にアクションを行うため不利になるため勝ちにくくなってしまいます。

なので、最初にアクションを行うプレイヤーほどハンドレンジは絞っていきましょう。

OOPとIPについて

ポジションの中で、重要な概念としてOOP、IPというものがあります。

最初にアクションする人をOOP(out of position)、あとにアクションをする人をIP(in position)と呼びます。OOPの人は不利なポジションと言われ、より強いハンドで参加した方がいいです。

それに対して、IPは有利なポジションであるため、多くのハンドで参加することができ、フロップ以降でも優位性を築くことが出来ます!

自分のポジションがOOPなら参加する(コール、レイズ)ハンドを減らし、IPならより多くしていくと良いでしょう。

まとめ

ポジションはポーカーの中でも重要な概念の1つです。自分のポジションはどこなのか常に把握し、戦略を練ってプレイしていきましょう!