ポーカーの種類は何がある?人気のホールデムやオマハ、ミックスゲームを紹介

ポーカーには30種類以上のゲームが存在し、様々な組み合わせをしながら日々世界中の人に遊ばれています。今回はそんなポーカーの中でも人気度が高い8種類のゲームについて紹介します。

ゲームは8種類しか紹介しませんが、この8種類のゲームを覚えるだけであとは組み合わせを変えると30種類以上のゲームを遊ぶことが出来るようになります。

現在、徐々に流行りつつあるミックスゲームを楽しんでみたい方もぜひこの記事をご覧ください。

ポーカーの種類

ポーカーは、大きく分けて3種類あります。共通カードがあるコミュニティカードポーカー、手札が交換可能なドローポーカー、手札の一部を見せるスタッドポーカーがあります。

ゲームの種類特徴
コミュニティカードポーカーコミュニティ(共通)カードがある
ドローポーカー各ラウンドで手札が交換可能
スタッドポーカー手札の一部を見せる

それぞれのゲームの特徴を基に代表的なゲームについて紹介していきます。

コミュニティカードポーカー

コミュニティカードポーカーは、手札のカードはふせて、開かれた共通のカード5枚と組み合わせて戦うゲームです。世界中で最も流行っているテキサスホールデムやオマハが存在します。

テキサスホールデム

テキサスホールデムは世界で最も有名なポーカーです。手札2枚とコミュニテカード5枚でプレイします。

プリフロップ、フロップ、ターン、リバーと4回の賭けるタイミングがあり、手札2枚とコミュニティカード5枚のうち、3枚を組み合わせて役を作ります。

対戦相手の手札とコミュニティカードから強い役を持っているのか弱い役なのか推測しながら戦うのがテキサスホールデムの魅力です。

オマハ

オマハは、手札4枚とコミュニティカード5枚でプレイします。

テキサスホールデムと同様、プリフロップ、フロップ、ターン、リバーと4回の賭けるタイミングがあります。ただオマハでは手札4枚の内、2枚とコミュニティカード5枚の内、3枚で役を作ります。

テキサスホールデムに比べ、役を作りやすくコミュニティカードが開かれるたびに互いの役の強さが変化します。

ショートデッキ

ショートデッキ(別名:6+ホールデム)は6以上の数字しか存在しないポーカーです。ストレートではAが5の役割を示し、A-6-7-8-9でストレートが完成します。また、フラッシュを作れる確率が少なくなるためフルハウス<フラッシュの強さになります。

その他のルールはテキサスホールデムと変わりません。

テキサスホールデム、オマハの次に現在流行っているポーカーです。

オマハ ハイロー スプリット

オマハハイロースプリット(別名、オマハ ハイ/ロー、オマハ H/L、Omaha 8 or Better)は手札4枚と5枚のコミュニティカードでプレイし、ポットを分け合うゲームです。

オマハと同様、手札4枚の内、2枚とコミュニティカード5枚の内、3枚を組み合わせて役を作ります。ただテキサスホールデムやオマハと違い、最高のハンドであるハイハンドとローハンドでポットを分け合います

ローハンドとは、8以下の5枚の異なる数字のカードを揃える必要があり、ローハンドがない場合はハイハンドが全てポットを獲得します。

例えば、下記のようば場面では

BBがAKT93のフラッシュでハイハンド、MPが23457でローハンドとなり、ポットを分け合います。

ドローポーカー

ドローポーカーは別名クローズドポーカーとも言われており、共通カードがないポーカーです。コミュニティカードポーカーと違い、手札を交換しながら勝敗を決めます。

2-7トリプルドロー

2-7 トリプロドロー(別名:2-7TD)は手札5枚でプレイするドローゲームであり、役の強さが通常のポーカーとは逆転します。

役の強さが逆転するため、2-7トリプルドローの最強ハンドは7-5-4-3-2です。通常のポーカーでのフルハウスなどの強いハンドはこのゲームでは弱くなってしまいます。

また、トリプルドローと名前がついている通り、3回手札を交換することが出来ます。手札2枚でアクション→交換してアクション→交換してアクション→交換してアクションと3回交換して最後に弱い役を作った人が勝利です。

手札を3回交換でき、コミュニティカードがない、ハンドの強さが逆転するのが2-7 トリプルドローです。

5ドローポーカー

5ドローポーカーは5枚の手札で役を作りプレイします。おそらく、日本で一番馴染みが深いポーカーがこの5ドローポーカーであると思います。

手札が配られる→ベットラウンド→交換→ベットラウンドと交換を1回行い、最も強い役を作った人、もしくは最後まで残った人がポットを獲得します。

テキサスホールデムやオマハと比べ公開されている情報がなく心理戦が重要となります。その分、初心者でも多く楽しめるポーカーの1つでしょう。

スタッドポーカー

スタッドポーカーは手札の内、いくつかを見せてプレイするポーカーです。コミュニティカードはなく手札の交換もありません。

テキサスホールデムやオマハなどのコミュニティカードポーカーが広がる前は最も流行っていたポーカーであり、各プレイヤーの手札を一部公開することで相手の役を読みながらプレイしていきます。

7カードスタッド

7カードスタッド(別名:スタッド)は7枚の手札のみで役を作ってプレイします。最初のラウンドで3枚の手札が配られ、3枚目のカードのみ公開し、ベットやレイズ、フォールドなどアクションを行います。

※スタッドには、ブリングインというアクションがあります。アンティと同じ額を賭けるアクションであり、最初のラウンドで最初にアクションするプレイヤーのみ行えます。

その後、手札が6枚になるまで1枚配られる(公開した状態)→アクションを行うを繰り返します。最後の7枚目のカードは伏せて配られ、最後のアクションをして終了です。

ラズ

ラズ(別名:セブンカード スタッド ロー)は先ほどの7カードスタッドとルールはほぼ同じですが、唯一ローハンドがポットを獲得するという点が異なります。

通常のポーカーでは、Aが一番ランクの高いハンドで強い役はストレートフラッシュ→フォーカード→フルハウス….となりますが、ローハンドのランクでは、強さが全て逆転します。

ただ、①ストレートとフラッシュが存在しない、②Aは一番弱いランクになるというルールがあるため、最強のナッツハンドは5-4-3-2-Aとなります。

3-3-3-A-Aなどのハンドは通常のポーカーであればフルハウスでかなり強い役にはりますが、ラズでは強さが逆転しているためフルハウスは弱くなってしまいます。

その他のルールは7カードスタッドとほぼ同じなため、弱い役を作るゲームだと認識してプレイすると良いでしょう。

このように、ポーカーには様々な種類が存在します。現在一番流行っているのはテキサスホールデムですがラズや2-7トリプルドローといったゲームもカジノによっては流行っています。

そしてこれらのゲームを組み合わせたミックスゲームというものがあります。WSOPなどの大きな大会でも開催されており近年盛り上がりを見せています。

ミックスゲームについて詳しくみて行きましょう。

ミックスゲームとは

様々なポーカーを次々と行うポーカーの種目をミックスゲームと言います。ミックスゲームは、多くのポーカーを連続して楽しむことが出来るため、新たな発見があり、メインとしているゲームの発展にも繋がります。

また、ミックスゲームは多くのゲームをプレイしなければいけない性質からプレイヤーレベルが下がり、少しでも各ゲームを勉強するだけで勝つことが出来てしまいます。ミックスゲームを覚え、ポーカーの様々な側面を発見し、強いプレイヤーになって行きましょう!

ミックスゲームは、

  • H.O.R.S.E(①ホールデム, ②オマハ ハイロー スプリット,③ラズ, ④7カードスタッド, ⑤8 or Better スタッド)
  • 8-Game Mix(H.O.R.S.Eに加え⑥ノーリミットホールデム, ⑦ポットリミット オマハ, ⑧2-7トリプルドロー)

のどちらかに分かれていることが多いです。先ほど紹介したゲームに加えベット制限とローゲームを覚えることでミックスゲームをプレイすることが出来ます。

ベット制限

ベット制限には、①リミット、②ポットリミット、③ノーリミットの3つが存在し、それぞれ紹介していきます。

リミット

リミットゲームでは、ベット/レイズ額があらかじめ決められています。プリフロップ、フロップはビックブラインドの額で、ターン、リバーはビックブラインドの2倍の額となります。

ベットの回数も制限があり、ベット、レイズ、リレイズ、リリレイズの4回までです。リミットゲームでは他のゲームに比べポットの額が大きくなりにくいです。

ポットリミット

ポットリミットゲームでは、最小ベット額がビックブラインド、最大ベット額がポット額と制限されています。ポットリミットゲームで有名なものは、ポットリミットオマハ(PLO)があり、カジノでは多くのテーブルが立っているでしょう。

ノーリミット

ノーリミットゲームでは、最小ベット額がビックブラインドで、最大ベット額は手持ちのチップを上限としていくらでも賭けることが出来ます。

現在、世界中で最も有名なノーリミットテキサスホールデム(NLHE)が存在し、ダイナミックなゲームを楽しむことが出来ます。

ローゲーム

ローゲームとは、役の強いカードが勝つのではなく、弱いカードが勝つゲームです。通常のポーカーではフルハウスやフラッシュなど強い役を作ることを目指しますが、ローゲームではそれらの役は弱くなってしまいます。

ローゲームでは弱い役が勝つため、

34568 vs AAAKQでは34568が勝利します。

ローゲームには①A-5ゲーム、②2-7ゲーム、③8 or Betterゲームの3種類があり、それぞれ紹介していきます。

A-5ゲーム

A-5ゲームでは、Aが一番強いランクでKが一番弱いランクとなります。数字が大きければ大きいほど弱くなります。

ストレートやフラッシュはA-5ゲームでは役として扱いません。そのため一番強いハンドは5-4-3-2-A、次に強い役は6-4-3-2-Aと順になってきます。

ラズなどのゲームがA-5ゲームとしては有名です。

2-7ゲーム

2-7ゲームでは、通常のハイゲームと強さが逆転します。役がなく、ランクの低い数字のカードを集めることで勝利することが出来ます。

一番強いハンドは、2-3-4-5-7です。通常のポーカーであれば最悪のハンドが一番強いハンドに逆転します。

2-7トリプルドローなどが2-7ゲームとして有名です。

8 or Betterゲーム

8 or Betterゲームはハイゲームとローゲームを同時に行いそれぞれがポットを獲得出来るゲームです。

最高の役(ストレートフラッシュやフルハウスなど)を作ったプレイヤーがポットの半分を獲得し、8以下の数字を5枚揃えたプレイヤーが残りの半分のポットを獲得します。

ロー不成立の場合は、一番強いハンドを作ったプレイヤーがポットを全て獲得します。8 or Betterにはオマハ ハイロー スプリットなどがあります。

このように、①ゲームの種類(オマハ、ノーリミット、7カードスタッドなど)、②ベット制限(リミット、ポットリミット、ノーリミット)、③勝利条件(ローやハイなど)を組み合わせることで様々なポーカーをプレイすることが出来るようになります。

それぞれの要素を組み合わせて、色々なポーカーを楽しんでみてください。

まとめ

ポーカーを大きく分けて①コミュニティカードポーカー、②ドローポーカー、③スタッドポーカーの3つに分けましたが、賭け金の上限がないノーリミット、賭け金の上限があるリミットなど様々な分け方が存在します。

また、ポーカーの組み合わせも自由でリミットオマハ ハイローといった、ベット額に上限あり、4枚手札のうちの2枚とコミュニティカード5枚のうちの3枚を組み合わせる、ハイローのポットを分け合うといった様々なルールを混ぜることが出来ます。

是非、いろんなポーカーを覚えて楽しんでみて下さい!