ポーカープレイヤーが知っておくべき暗黙のマナー10選

近年のポーカーブームによってライブポーカーに興味をもつ人も多いのではないでしょうか。アプリやオンラインポーカーで普段遊んでいる人にとってライブポーカーのマナーやルールは気になると思います。

ライブポーカーでは見知らぬ人が同じテーブルでゲームをするため、当然いくつかの暗黙のルールやマナーが存在します。これらのマナーやルールはポーカーを誰もが楽しめるようにし、不快な思いをする人がでないように作られたものです。

ポーカーのスキルを伸ばすことも重要ですが、テーブルの皆が楽しめるようにポーカーをすることも重要です。今回はライブポーカーをするうえで守るべきマナーについて記載します。

スローロールをしない

スローロールはポーカーにおけるマナー違反として有名な行為の一つです。スローロールとは、自分が相手より明らかに強いハンドをもっているのにもかかわらず、時間を使い、相手に期待させる行動のことを言います。

たとえば、リバーであなたがナッツをもっており、相手がオールインしてきたとしましょう。その場合に時間をつかって悩むような行動をとるとそれはスローロールとなります。

こちらの動画では66のオールインに対してKKを持っているにもかかわらず、悩む素振りをみせたり、見せびらかすようにKKを裏返す行動をとっています。これは典型的なスローロールと言えるでしょう。

しかし、経験の浅いプレイヤーなどは、ナッツであることを判断できなかったり、意図せずにスローロールをしてしまう場合もあるため、もしあなたが初心者で悪意をもって行った行動でなければ、そこまで気にすることもないでしょう。

チップを隠さない

自分のチップを隠し、相手に自分のスタックをわからなくさせる行為はマナー違反です。例えば、チップを手で隠したり、金額の高いチップを低いチップの下にいれて見えなくされるような行動が挙げられます。

ポーカーは相手のスタックサイズに応じて、アクションが大きく変わるため、スタックを隠すことは相手のミスを誘発する行動になります。そのためすべてのチップは見える状態にしておく必要があります。特に金額の高いチップはすべてのチップの上に置いておかなくてはなりません。

順番をとばしてアクションしない

自分のアクションができるのは、自分の番だけです。たとえば、プリフロップで自分の前のプレイヤーが悩んでいるときに、自分の番だと勘違いしてアクションをしてしまうなどのシチュエーションのことです。また、アクションを自分の番でないのに宣言することも問題です。

自分の番でないのにアクションをすると、自分のアクションがばれてしまうだけでなく、自分以外のプレイヤーのアクションにも影響がでます。

トーナメントなどで順番飛ばしをしてしまった場合、次のアクションが休みになるなど、ペナルティが存在することが多いでしょう。

共謀行為をしない

ポーカーのルールは一人で戦うことを前提に作られています。そのため、一人または複数人のプレイヤーで協力してチップを獲得するような行動は共謀行為と言われ、反則行為とされています。

このような行動はアミューズメントカジノなどではまれに見かけることはありますが、公式の大会やカジノなどで行い見つかれば何かしらの罰則があるのは間違い無いでしょう。

共謀行為の一つであるチップダンピングについては「チップダンピングとは?JOPT20GFでの事件も解説」にて詳しく解説しました。

ショーワン、ショーオール

ポーカーではすべてのプレイヤーが平等な情報をもっている必要があります。そのため、自分のハンドなどを隣に座っている友達に対して教える行為などは重大な違反行為です。

こういった行為への対策として、ポーカーにはショーワン、ショーオールという原則が存在します。これは、だれか一人にハンドを見せたら、そのテーブル全員に見せなければならないという原則です。例えば、ディーラーがハンドを配る際に1枚めくれて何人かのプレイヤーにそのカードが見えてしまった場合、すべてのプレイヤーに対して、このカードがオープンしましたよと伝えます。

人のアクションに対して指導しない

だれかがセオリーと違うプレイをした際に、「これはこういう風にアクションするほうがいいよ」などとアドバイスする行為もマナー違反となる可能性があります。

アドバイスを求められたときや、仲の良い友人だった場合などは問題にならないことが多いですが、そういったアドバイスを嫌がるプレイヤーも存在するため、ハウスルールで明示的に禁止されていることも多々あります。

時間を無駄にしない

特に悩むような状況ではないにもかかわらず時間を常に使うようなプレイヤーはテーブルの皆から嫌われます。

1時間にプレイできるハンド数は限られているため、毎回時間を無駄に使うプレイヤーがいたら迷惑となります。

勘違いして欲しくないのは、全てのハンドですぐに判断をするべきということではありません。ポットが大きくなるようなシチュエーションや難しい判断を迫られる状況であれば十分に時間を使って考ることは一切問題ありません。

ここで問題なのは、例えばあなたが周りのプレイヤーとのおしゃべりに集中しており、自分のアクションになったのにもかかわらず、気づかないようなことが何度もあるとテーブルの他の人はイライラするでしょう。

ディーラーにチップを渡す

これはアミューズメントカジノなどでは気にしなくていいですが、本場のカジノでポーカーをプレイする場合はディーラーへのチップは忘れてはいけません。

良いハンドが出たときや、大きなポットを獲得した時などは感謝の気持ちを込めてディーラーに幾らかのチップを渡しましょう。

ポーカールームの常連になるのであればディーラーやカジノスタッフと仲良くしておくと特典が貰えたりします。そんためケチらずチップを渡したほうが、長い目で見るとお得なことが多いでしょう。

プレイ中に自分のハンドを言わない

自分がフォールドした際に、まだ他のプレイヤーがプレイしている最中だっとしましょう。その場合に自分が何を持っていたのか伝える行為はマナー違反です。これは実際にハンドを言わなくとも、それを暗に意味するようなジェスチャーもマナー違反です。

自分の持っていたハンドを宣言することによって、プレイしている最中のプレイヤーが相手のハンドを予測しやすくなったり、オッズが変わってきたりなど、様々な影響が発生します。

たとえ、オールインのシチュエーションでも、あなたのハンドを知りたいプレイヤーはいません。

ストリングベットをしない

ストリングベットとは、ベットやレイズの際に、チップをバラバラと複数回にわけておくことです。こういった行動をとると、相手を心理的に揺さぶることが可能になってしまいます。そのため、多くのカジノでは、ストリングベットが起こった場合には、最初のチップのみを有効とします。

この動画の1:15秒当たりでオールインと発声せずにチップを複数回にわけていれているので、それはただのベットであると揉めている様子です。この場合はさすがに問題ない範囲だと思いますが、こういったトラブルにつながる可能性もあるので注意しましょう。

実際に出す金額を口頭で言ってからのストリングベットは問題にはなりません。

自分のプレイ中にスマホをいじらない

多くのカジノでは、自分がハンドを持っている状態での、スマホの利用を禁止しています。スマホによって不正や解析をしている可能性があるためです。実際に大きな大会でスマホを利用した不正行為を行っていたプレイヤーも存在します。また、スマホに集中していれば、相手を待たせることにもつながります。

要らぬ疑いをさけるため、プレイ中のスマホの利用はやめましょう。

なお、すでにフォールドしている場合には、問題ないことが多いです。

まとめ

ここまでポーカー特有のルールや価値観について解説してきましたが、ポーカーは堅苦しいスポーツではありません。ここで述べたルールを一つ一つ覚えていなくとも、同じテーブルにいる全員や、ポーカーという競技に対してリスペクトがあれば、こういった行為は行わないでしょう。

ポーカーはギャンブル的な側面もありますがそれ以上に紳士のテーブルスポーツです。ルールを守ってポーカーを楽しみましょう。