RFIDはポーカーのリアルタイム中継では必要不可欠な技術です。近年のポーカー番組では使われて当たり前の技術となっており、話題に上がることは少なくなりましたが、日本ではまだ広く普及しているとは言えないでしょう。
今回はRFIDとはそもそもどういう技術か、ポーカー界ではどのように使われているのかについてご紹介します。
そもそもRFIDって何?
RFID(radio frequency identifier)とはICチップを取り付けたタグやラベルと情報のやり取りができる技術のことです。
例えば、ユニクロのセルフレジはRFIDを利用しています。
一つ一つバーコードをスキャンしなくとも、複数の商品を同時に読み取ることができています。
ポーカー界ではどのように使われてるの?
もちろんRFIDはポーカー界でも活躍しています。冒頭でも述べたようにポーカーの番組やカジノではRFID搭載のポーカーテーブルを利用しています。チップやトランプにはICチップが埋め込まれており、それをテーブルの特定の場所に埋め込まれているRFIDリーダーによって読み取ります。
これによって、プレイヤーがどんなハンドを持っているか、ベットやレイズ、スタックサイズをデータとして取得できるため、主催者は参加しているプレイヤーの状態を簡単に確認することができます。
不正の原因にならない?
RFIDはその特性上、強力なRFIDリーダーがあれば、たとえテーブルに座っていなくとも第三者が情報を得ることができてしまいますが、その情報は暗号化されており、その解読をまぐるしく動くポーカーの最中に行うことは困難です。
また、トランプやチップにはICチップが埋め込まれているため、カードのすり替え等のイカサマの防止にもつながります。
なお、当然ですが運営側はカードのデータを確認することができるため、その情報がプレイヤーに伝わらないよう細心の注意が必要です。