ディープスタックにおける戦略とは?レンジの変化を解説
2022年1月10日
ディープスタックは通常のスタックとは異なるプレイが要求されます。さらにスタックが深いことから1つのミスが大きくチップを減らしています。
ディープスタックではどうプレイすべきなのかレンジを基に解説していきます!
ディープスタックとは、100bb以上のスタックが深い時に使われる言葉です。トーナメントの序盤やキャッシュゲームでダブルアップした時などでディープスタックは見られます。
ディープスタックにおけるプリフロップの戦略を解説します。ディープスタックでは100bbの時とは異なるプレイが求められるためこの機会に学習し、ライバルに大きな差をつけていきましょう。
ディープスタックでは、IPの時は3ベットレンジに変化はないものの、OOPの時は3ベットレンジが狭く、よりポラライズされます。
まずはIPの時を見ていきます。今回はCO vs BTNの100bbと200bbを比較していきます。まず、100bbではレイズが11.9%、コールが4.4%となっています。
それに対し200bbではレイズが11.2%、コールが9.8%と増えていることがわかります。3ベットレンジにおける変化はないもののスタックが増えると89sなどのスーテッドコネクターでより多くコールします。
次に、OOPにおける変化を見ていきます。BTN vs BBの100bbと200bbにおける変化を見ていきます。まず、100bbではレイズが13.8%、コールが30%となっています。
それに対し200bbではレイズが12.2%、コールが25.9%と3ベットレンジが狭くなりコールが増えていることがわかります。
ディープスタックでOOPの時は3ベットレンジを狭くするようにしましょう。
ディープスタックではポジションの価値が大きくなります。スタックが増えることによってアクションの選択肢が増え、より後にアクションを出来るIPが有利になるためです。
そのため、100bbの時では微妙なハンドでもポジションがあれば積極的に参加していくことが出来るようになります。
また、ハンドはスーテッドコネクターの価値が高くなります。スタックが大きいときはフラッシュやストレートなど強い役を作り、相手からより多くのチップを奪っていきましょう。
ディープスタックではSBのレンジにコールレンジが存在するようになります。100bbの時ではほぼコールすることはないですが、200bbではAがあるスートやスーテッドコネクターといったハンドで多くコールします。
100bbの時と違い、ディープスタックの時はSBでコールして参加することがGTOの観点から正しいことを念頭に置いてプレイすると良いです。
ディープスタックではポジションや参加するハンドに注意しながらプレイしてみて下さい。
100bbとは違い、レーキが安く済み、弱い対戦相手からはより多くのチップを奪えるため一度マスターするとより多く勝てるようになるでしょう!