ディープスタックにおける戦略とは?レンジの変化を解説
2023年11月16日
ディープスタックは通常のスタックとは異なるプレイが要求されます。さらにスタックが深いことから1つのミスが大きくチップを減らしています。
ディープスタックではどうプレイすべきなのかレンジを基に解説していきます!
ディープスタックとは、100bb以上のスタックが深い時に使われる言葉です。トーナメントの序盤やキャッシュゲームでダブルアップした時などでディープスタックは見られます。
ディープスタックにおけるプリフロップの戦略を解説します。ディープスタックでは100bbの時とは異なるプレイが求められるためこの機会に学習し、ライバルに大きな差をつけていきましょう。
ディープスタックではより多くのハンドでコールするようになります。
まずはIPの時を見ていきます。今回はCO vs BTNの100bbと200bbを比較していきます。まず、エフェクティブスタックが100bbの時ではレイズが11.9%、コールが4.4%となっています。
それに対し200bbではレイズが11.2%、コールが9.8%と参加するハンドが増えていることがわかります。3ベットレンジにおける変化はないもののスタックが増えると89sなどのスーテッドコネクターでより多くコールします。
次に、OOPにおける変化を見ていきます。BTN vs BBの100bbと200bbにおける変化を見ていきます。まず、100bbではレイズが13.8%、コールが30%となっています。
それに対し200bbではレイズが12.2%、コールが35.9%と3ベットレンジが狭くなりコールが増えていることがわかります。
またハンドの変化も重要です。スタックが深くなると、スーテッドコネクターで3ベットをすることが好まれます。AJoやAToのような強い役を作りにくいハンドはレイズではなくコールするようになります。
ディープスタックではポジションの価値が大きくなります。
そのため、100bbの時では微妙なハンドでもスタックが吹くなると、ポジションがあれば積極的に参加していくことが出来るようになります。
また、ハンドはスーテッドコネクターの価値が高くなります。スタックが大きいときはフラッシュやストレートなど強い役を作り、相手からより多くのチップを奪っていきましょう。
ディープスタックではSBのレンジにコールレンジが存在するようになります。スタックサイズが小さい時と比べ、200bbではAがあるスートやスーテッドコネクターといったハンドで多くコールします。
ディープスタックの時はSBでコールして参加することがGTOの観点から正しいことを念頭に置いてプレイすると良いでしょう。
ディープスタックではポジションや参加するハンドに注意しながらプレイしてみて下さい。ディープスタックではポケットやスーテッドコネクターなどの強い役を作れるハンドの価値が高まります。
どのハンドの価値が高まるのか注意しながらプレイすると良いでしょう。