【Study】GTO Wizardの機能紹介
2023年9月14日
実際にプレイしたハンドを分析したい場合Study機能を使います。
GTO Wizardでは通常のPioSolverのような従来のGTOツールと違い、ベットサイズやレンジの設定といった細かい操作は要りません。そのため初心者でもこの記事を読めばすぐに使い始めることができると思います。
Study機能では、あらゆるシチュエーションの解析結果を見ることができます。実践で気になったハンドを入力すると、GTO戦略が表示されます。
レンジ全体ではどれくらいの頻度でベットやチェックをするのか。各ハンドではどうなのか、詳細にGTO戦略を表示してくれます。
①プレイしたい種類のゲーム、②そのゲームの詳細な設定の2つに分けて紹介していきます。
現状、キャッシュゲーム(Cash)、トーナメント(MTT)、SPIN & GO 、HU SNGの4種類のゲームが用意されています。
キャッシュゲームでは、アンティとストラドルの有無に加え、プレイヤーの人数を選ぶことができます。(ポストフロップを調べたい方はPostflop includedにしてください)
トーナメント(MTT)では、ヘッズアップ、Chip EV、ICMかを選ぶことができ、ChipEVの場合はプレイヤーの人数を6~9人、ICMの場合は3~9人で選択することができます。ICMでは何人トーナメント全体で残っているかも選択します。また、PKOも用意されています。
次に②詳細なゲーム設定をみていきます。ここではスタックサイズやレーキなど選択したゲームの詳しい設定をみていきます。MTTは自分のテーブルのプレイヤーのスタックを選択するだけなのでキャッシュゲームを紹介します。
一般的にスタックサイズは20-200bb、ベットサイズはsimple(ベットサイズが少ない)、simpified(自分のベットサイズが一番少ない)、Generalの3種類があります。最初はsimpleを使用するのが良いと思います。
他には、レーキ条件とオープン、3ベットサイズを選択することができます。自分の調べたい状況に合わせて使用すると良いでしょう。
シチュエーションの指定では、プリフロップからリバーまでボードとアクションを指定できます。実際に分析したいシチュエーションを入力し、GTOの計算結果を確認してみましょう。
解析結果は非常に見やすいように設計されています。一度見方を覚えれば、次からは簡単にみることが出来るでしょう。よく使う見方についてここでは紹介していきます。
※GTO WizardではレンジはMonkerViewer、GTOの解析はPioSolverを利用しています。
自分がプレイしたハンドを確認する際は、対象のハンドをクリックします。アクションごとに色分けされており、右上から色を確認できます。
例えばハンドがAAであった時、約63%でチェックすることがわかります。
右上のアクションでは、グループ化やそれぞれのハンドの割合を表示させることが出来ます。グループ化することでよりアクションが見やすくなり、学習しやすくなるでしょう。
ベットサイズ、スート、役の種類による指定がGTO Wizardでは出来ます。どういう役でどれくらいのベットサイズを行った方がいいかボタンを押すだけで絞り込むことが出来ます。
それによって、大きくベットするときはどういうハンドでするべきなのか、またチェックにはどういうハンドを含ませるのかレンジで考えられるようになるでしょう。
その他にも、レンジ全体のEQ、EV、ハンドの種類など多くの分析方法が出来ます。
GTO WizardのStudy機能では、操作性が洗練されており、誰でも簡単にGTOを使うことが出来ます。それに加え様々な機能が搭載されており、多角的な視点で分析することを可能としています。
ぜひ一度Study機能を使ってプレイしたハンドを分析してみてください。