「ポーカーはバランスよく学習することが大事」負野智光が語る上手くなるために必要な3つの鍵

【負野智光】2012年からポーカーを始め、現在はミックスゲームのプロとして活躍。自身のYoutubeチャンネルおーの塾ではポーカーにまつわるさまざまなことを配信。

今回は、Youtubeチャンネルおーの塾を運営しているプロポーカープレイヤー負野智光さんに最短でポーカーが上手くなる方法について聞いてみました。

少しでもポーカーが上手くなりたい方は、ぜひご覧ください。

ポーカーを始めたばかりの人が上手くなるにはどうしたらよいですか?

僕が歩んできたものを基に話すと、①ハンド数をこなす、②座学をする、③ポーカー仲間と議論をする、この3つをバランスよく順番に行っていくのがおすすめです。

①ハンド数をこなす

ポーカーはまずハンドがどれくらい強いのか立ち位置を学ぶ必要があります。

例えば、6ポケがどれくらいの強さかとなった時に、6ポケを何回もプレイしていないとわからないですよね。もちろんボードに6が出たら強いですが、AKJがボードに出たらとても弱い。J42が出たらそこそこ強いですよね。

ポーカーを初めてやった人が6ポケはこれくらいの強さです!と、文章で読もうが何をしようがハンド数をこなさないとわからない。ポーカーを始めた直後では、この感覚は身についていません。

なので、まずは立ち位置を学ぶためにまずはハンド数をこなしましょう。

②座学をする

ハンド数をある程度こなしたら座学で学ぶのがよいと思います。エドミラーの本などがおすすめです。

ただ今はネット上に情報が溢れているので、紛い物も多くあります。だから上手くなりたい人みんなに言いたいのは、全てを話半分で聞いて欲しいということです

何かを狂信的に信じてしまうと、下手したら一生上手くならないこともあるので、自分に教えてきた人の話は、話半分で聞いた方がよいです。極論を言うと、僕のことも話半分で聞いて欲しい。

結局僕の話を全部信じてしまうと、次に出て来た人の話も全部信じてしまいます。だから取捨選択を上手にする必要があって、できないのであれば全部を話半分で聞いた方がよいと思います。

③ポーカー仲間と議論をする

そして最後にディスカッションができるポーカー仲間を探す。これはとても重要です。

ポーカー仲間とディスカッションをする中で、答えが出ない時にそこそこ正確な答えを出してくれる上手い人が近くにいるとさらによいです。

僕には余語葦織が結構近くに居てくれたので、自分達で話して、プロ仲間たちとも話して、それでも答えがわからない時は余語さんに聞こう!ということで、日々様々なことを教えてもらっていました。

ただ、上手い人と仲良くなるには自分もある程度強くなる必要があります。わらしべ長者ではないけれど、最初は僕も自分のバーでレベルの低いディスカッションをしていましたね。

そのあと、ひゃっほうチルドレン仲間とSkypeで繋いで、毎日自分らのハンドを見せ合い、ディスカッションをしてポーカーの理解を深めていきました。

他にも海外に行った際に、先輩プロと話して仲良くさせてもらい、色々教えてもらいましたね。本当にわらしべ長者ではないけれど、自分も上手くなって、より上手い人と話させてもらうというのが1番良いです。

どれか1つだけ、例えば実践だけ一生やる、座学だけ一生やる、友達とディスカッションするだけではダメだと思います。全部をバランスよく順番にやっていくのが僕はよいと思います。

ミックスゲームはどう勉強したらよいですか?

僕がやったのは、ノーリミットホールデムがそこそこ強いメンバーでミックスゲームに興味があるという人を集めて週1回の勉強会をしました。そこで様々なゲームの議論をしながらミックスゲームのレベルを上げていきましたね。

僕はコロナ直前の1月、2月に初めてミックスゲームをカジノでプレイしたのですが、その時はルールもわからない状態で一旦、1番安いレートのミックスゲームで感覚を養うために毎日プレイしていました。

それで日本に帰ってからはいろんな人と勉強会をやりましたね。勉強会の他には、Poker Harmitというサイトで学びました。

ミックスゲームに向いている人とは

大事な資質としては、そのゲームをやった瞬間にゲームの本質がわかることです。

自分で言うのもなんですが、僕は何かのゲームをやった時に70~80点の答えを出す速度がとても速いんです。それを100点まで突き詰められる能力はないので、ノーリミットホールデムは多分そこそこ強いくらいで終わっているんですよね。

ミックスゲームでは、あるゲームは90点だけれど、このゲームは20点です。という人より、全てのゲームを80点の人の方が合計すると勝つことができます。

ミックスゲームとノーリミットホールデムの違い

あくまで僕のイメージですが、ノーリミットホールデムやポットリミットオマハは、大雑把にいうと気合いゲーなんです。どこかで気合を入れて大きなベットやレイズをして、もっと気合いを入れてコールと言わなければいけない。それってとても怖いですよね。

それに対してミックスゲームはリミットのゲームが多いので淡白に数字ゲーです。ですので長時間メンタルをブラさずに打っていられる。

それに、ノーリミットホールデムは今となっては研究し尽くされています。AIやSolverによって答えが出ていて、世界最強までの道筋がもう見えている。それを全部努力できるか、全部覚えられるか。というところが難しいだけで、答えは出ています。

その中で自分が抜きん出るのは不可能なんですよね。答えが出ているのでもう無理に近いです。けれど、ミックスの良いところは種目が多くあることです。しかも毎年、種目が追加されるのでSolverを作ることは難しいです。

編集後記

ポーカープロとして長年活躍している負野智光さんにポーカーの上達方法、ミックスゲームについて聞いてみました。これを機に勉強法を変え、さらにミックスゲームにチャレンジしてみるとまた新しいポーカーの世界が見えてくるのではないでしょうか。

ぜひ、読者の皆さんも今日から挑戦してみてください!

この他にもプロ生活についてお話をいただいたので、ぜひこちらの記事もご覧ください。

>>最初のカジノは勝てなかった?負野智光がこれまでのプロ生活を語る

取材・文/三輪 歩夢